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6月30日更新 …………………………………………………………………………………………………
■心の傷
 ある大学生の話です。小学生の頃、いじめをしていたそうです。それもグループを組んでのいじめで、その時はけっこう楽しかったそうです。
 しかし、中学生になったある日、突然、彼女は気づいてしまいました。「自分はとんでもない悪いことをしていた」と。それからは「何て自分は悪い人間なんだ」と思うようになり、人と交流を持てなくなってしまったのだそうです。それを聞いて驚きました。いじめられた方だけではなく、いじめた方も傷ついていたということにです。
 よくよく話を聞いていくと、決してキライでいじめたのではないのです。その人に何らかの興味があり、いじめという形になってしまったようなのです。よくある話で、興味があるからいじめてしまう。その学生は、実は人間に興味を持っていたのです。話を進めていくうちに「人間の心理にとても興味があって、心理学を勉強してみたい」と心を開いてくれました。
 彼女には、IQ(知能指数)よりもEQ(心の知能指数)の大切さを話しました。IQというのは知能の高い・低いを表すもので、生まれながらの素質だから努力しても良くならないと言う人がいます。一方、EQは「自制」「熱意」「忍耐」「意欲」といったものを含めた心の豊かさを表し、経験することで身についていくものだと言われています。
 どうも人間は、人を傷つけたり、自分も傷ついたりしながら学習をしているようです。話しをしながら自分自身、もっと「心について」勉強してみようと思いました。


心の知能指数を上げることのススメ
 つらい体験をした人なら、似た体験をしている人の心をわかってあげられます。「つらいよね、でも私もなんとかやってこれたから大丈夫だよ」と言ってあげることが、経験を人のために活かすということです。自分がひどいことをしたのなら、心から「申しわけなかった」という気持ちを持つ。ひどいことをされたとしても「もう気にしてないよ」と心を送るところに、心の知能指数も上がっていくのだと思います。
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6月12日更新 …………………………………………………………………………………………………
■相反する立場
 多くの人が、商品やサービスを提供する売り手だったり、それを買うお客さんだったりします。そして人に買ってもらう時はぺこぺこして、自分が買う時はおおいばり、などというのはよくあることです。たとえばこんな見方はどうでしょう。
 ここに一〇〇万円の商品があったとします。その商品を売った時の、お店の利益は五万円だとします。買うお客さんは「一〇〇万円もする商品を買うんだ」という気持ちなのに、売るお店は「一〇〇万円のものを売って五万円しか儲からない」と思っているかもしれません。
 通常、このような場合は、お店側がお客さんの気持ちを優先することで、ビジネスとしてなり立たせることができます。
 しかし、お店の方は「一〇〇万円という貴重なお金を使っていただいてありがたい」と思い、お客さんも「あまり利益がないのに、一生懸命に良くしてくれてありがたい」と思う状態になれば、買物自体がすばらしいコミュニケーションになるのではないでしょうか。
 会社でも同じです。社長は「お給料をこれしか払っていないのに、一生懸命働いてくれてありがたい」。社員さんは「まだ、たいした仕事もできない自分に、これだけ任せてくれて、給料をもらえるだけでもありがたい」と思う。お互いにそう思いあえたら、とても理想的です。
 こんな風に思えるかどうかは状況によって違ってきますが、反対側にいる人のココロも考えられるようになれば、もっと毎日を有意義に送れるのではないかと思います。


相手の技術、労働へ感謝することのススメ
 たとえば、お金とコップを比較した時、お金の方をほしがる人が多いと思います。コップは何個もいらないけど、お金は何とでも変えられるからいくらあってもいい。そういう気持ちの方が大きくなっています。でも、どんなに粗末に見えるコップでも、実はすごい技術や機械で作られていて、大抵の人は自分では作ることはできません。食べ物や洋服もです。そういう気持ちを持てば、買う時に「ありがとう」と言ってお金を払えるのではないでしょうか。
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6月5日更新 …………………………………………………………………………………………………
■人間のつながり
 人と人とのつながりはどこにあるのでしょう。縁のつながり、血のつながり、魂のつながりなどあらゆるつながりがあります。家のつながり、仕事のつながり、遊びのつながり。最近ではインターネットのつながりも登場して、つながりの輪が広がっているようです。つながりは全世界に、といったところでしょうか。
 ふと「水のつながり」というものが頭に思い浮かびました。人間の体の七〇%は水でできています。常に外から水分を吸収し、そして外に放出しています。その水の循環をたどっていくと、今日飲んだ水はかつて大西洋の水が蒸発したものかもしれない。かいた汗は蒸発してアフリカに着くかもしれない。
 水だけではありません。分子レベルでみれば、アラスカの人がはいた二酸化炭素が日本まで流れてきて、それを木々が酸素に変えてくれたものを、自分が吸っているのかもしれません。
 そう考えると、人も植物も動物も、みんな同じ空間で何かを通し関わりあって生きていると言えます。同じ釜のメシを喰うと言いますが、同じ水、空気、栄養素を共有することで、心も共有するような働きが生まれているのかもしれません。そして波長が私たちを結び、離れていても誰かの想いに共鳴するといった超意識のつながりになっているのだと思うのです。そう捉えると、ちょっとだけココロが開いた気がします。


心の中でも交流することのススメ
 こちらが相手を嫌だと思っていると、相手もこちらを嫌だと思っているということがあります。離れた家族を思いやることで、側にいることができなくても見守る気持ちが伝わるということもあります。心の中で思ったことは、何かを通して伝わっている。そう考えると、心の中でも人を嫌わず好意を持って交流することが、とても意味のあることになってきます。
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6月2日更新 …………………………………………………………………………………………………
■見た目の価値
 多少人生を送ってくると「人間は見かけではない」ということを、さまざまな経験から気づきはじめます。じゃあ、見かけではなくて何でしょう。
 中身ということになります。
 才能や能力、人間性、ロマン、優しさなどでしょうか。なかなか難しいものです。「やっぱり人間は中身で勝負だ!」などと言っている人は、どんなことで勝負しようとしているのでしょう。自分の見かけの悪さを正当化しているようにもとれてしまいそうです。
 漁船のフォルムは、荒波を切って力強く進むのに最適なデザインなのでしょう。一方、レジャーボートはベタ波の上を飛ぶように進む、先進的で未来的で、レジャーというものをよりよく見せるデザインがされています。どちらが良い・悪いではなく、それぞれの役割を充分発揮するためのデザインがされているのです。
 結局は見かけも、中身が表れるのだと思います。中身の薄い人は、やっぱり見かけにも出ているのです。ただ、世間的な見せかけにだまされて、目をくらまされている人たちが多すぎるのではないでしょうか。レジャーボートはカッコ良くて漁船はカッコ悪い…などと一概に言えるものではないのに、です。
 世の中の人がみんな「見抜く目」を持っているのであれば、「結局は、人間は見かけだよな」と言えるのかもしれません。


正しく見抜く目を持つことのススメ
 見た目が良いというのは、ただ視覚的に訴えているだけの場合があり、そればかりを追うと、時として大切な判断を誤る可能性があります。まっすぐな大根はもしかしたら変な大根かもしれません。ただ素直なだけの子供は変なのかもしれません。形を通して中身を見ることのできる人間を目指したいものです。
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5月28日更新 …………………………………………………………………………………………………
■人間資格
 ちょっと前に、カリスマ美容師が無免許で営業していたと責められていました。
 確かに問題があることだとは思いますが、逆に免許・資格を問い正した方がいいのではないかとも思います。
 たとえば一級建築士などは、安全のための建築基準などがあるから資格も大事だと思います。美容師も人の体に触れる仕事です。しかし、テレビコマーシャルや雑誌広告を作ったりするクリエイターやコピーライターは、今のところ資格がいりません。ジャーナリズムから見たら、くだらない表現を全国に流して人間の脳に害をおよぼしているのではないかと思ってしまいます。ホントはこういうものにも、正しい資格が必要なのかもしれません。
 そういいながら、もう一方ではホントに資格で何でも決めてしまって良いものなのか?とも考えてしまいます。
 最近、タクシーや運送トラックのプロドライバーの事故が増えているようにも思えます。資格って何でしょう。プロって何でしょう。だったら人間は、生きていくための資格はいらないのでしょうか?話をする資格はいらないのでしょうか?あちらこちらで、人間と人間のもめごとという事故をたくさん目にします。親になる資格は必要ないのでしょうか。
 これまでに人が作り上げてきた資格とは別に、自分の心に、人間としての資格を問い正さなくてはいけないのかもしれません。


資格という力で人に尽くすことのススメ
 資格を持っていれば何かと有利かもしれないと、資格を取ることが目標になっている場合があります。しかし、本当に大切なのは、資格を取ったあかつきに何をするかです。資格とは、人にできないことをさせてもらえる許可であり、できる人はできない人に尽くすために、その能力をあたえられているのだと思います。
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5月15日更新 …………………………………………………………………………………………………
■アマプロ・セミプロ・プロ・超プロ
 プロフェッショナルと呼ばれる人たちにも四段階あると考えています。
@専門性はまだアマチュアだけれど、一応、お給料はもらうので「アマプロ」。
A少しキャリアを積んで、まぁ多少は仕事ができるかな、といった段階の「セミプロ」。
Bキャリア的にも、技術的にも、世間的に見てもプロだなーと認められる「プロ」。
C他にない優れた技術と、人間的にもすばらしい人格を兼ね備えた「超プロ」。
 この中でやっかいなのが「セミプロ」と「プロ」です。うぬぼれがちな人が多いのではないでしょうか。自分はもう大抵のことを知っていると決めつけ、人の話をあまり聞きません。
 「超プロ」になる人は「セミプロ」や「プロ」の段階で、技術や知識だけではなく、人格や生き方も磨いていくことの大切さに気づいた人です。
 このプロの四段階は、営業職にも、事務職にも、経営者にも、学校の先生にも、お役人にも、父親にも母親にも、どんな仕事や役割にもあてはまります。「超プロ」の人は世の中に一%もいないかもしれません。多くの人がセミプロかプロ止まりのようです。社会に通用するようになったとしても、それは技術的なことがほとんど。お客さんにはペコペコして下請け業者さんにはいばる。プロとしてのプライドがない。そんな人がとても多いと感じます。
 世の中の人が全員「超プロ」を目指せば、政治も、経営も、教育も、商品もサービスも、全部良くなるのに。みんながそれを目指さないことには、結局はみんなが損をしているのです。


企業人格の向上のススメ
 人間に人格があるように、企業にも法人という人格があります。会社とは、集まった一人ひとりの夢と希望をかなえる場であり、会社が社会のためになる正しい目標を揚げ、みんながその目標を信じて、誇りを持ってがんばっているような会社が企業人格が高い会社といえます。行動基準がマイナス評価への恐怖からではなく、夢に対する自己実現であるような、そんな超プロの会社を一人ひとりの力で創りあげたいものです。
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5月6日更新 …………………………………………………………………………………………………
■ようは人間しだい
 今起きているさまざまな環境問題や経済問題を解決するには、クリーンで無限のエネルギー開発をすることだと思っています。そんなエネルギーができれば、公害をまき散らすことがなくなります。そしてエネルギーコストがかからなくなるので、ガツガツ稼ぐ必要もなくなります。
 実は、そんなすばらしいエネルギーがもう開発されているらしい、という話を聞きました。しかし、さまざまな組織からの圧力で、世に出るのを妨害されているようなのです。世の中のしくみが大きく変わってしまうため、具合の悪い人も出てくるのでしょう。
 「なんてことだ!」と思ってしまいますが、でも冷静に考えるとそれも良いことなのかもしれません。というのも、そんなすごいエネルギーを心ない人に悪用されたら、恐ろしいことになってしまうからです。
 どんなに良いモノが出てきても、それを扱う人の人格がなければ悪用されるだけです。残念ながら、今の社会にはそんな人たちがたくさんいます。救命道具を使った車泥棒のニュースがありました。護身具だって、薬だって、使い方を変えると害や毒になってしまいます。
 今、人類は科学や文化の発展をたたえるとともに、環境との共存の運動などが盛んになってきています。しかし本質的な解決は、一人ひとりの人格の向上しかないと思っています。人間にとって人格の向上とは、科学より、医学より、芸術よりも大切で、大変なことなのかもしれません。


すべてを活かしていくココロのススメ
 ナイフも、マッチも、クルマも、たとえ何が発明されても、それを活かすも殺すも使う人間しだい。これは犯罪という事件に限ったことではありません。スーパーのビニール袋をもらったら、ただ捨ててしまうのではなく活用する。好き嫌いをせずに何でもおいしく残さず食べるなど、普段の生活の中でも、すべてを活かすためのココロの取り組みがいっぱいあるはずです。
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